早めに気付こう!髪のエイジングサインはどう対処する?

うねりやボリュームダウン、乾燥や白髪など年齢を重ねるごとに、髪の変化も感じるようになりますよね。
若い時は特別なお手入れをしなくても、髪にはツヤがあり滑らかできれいな状態を維持できます。

年齢を重ねると、どうして髪が変化していくのでしょうか。原因や対処法について詳しくご紹介します。
気づくのが早ければ早いほど効果があります。ぜひ参考にしてみてください。

髪のエイジングサインの原因

髪のエイジングサインの原因に「女性ホルモンの減少」があります。人の健康を正常に保つ働きをするのがホルモンです。
女性ホルモンは8種類ありますが、髪に最も影響があるのは「エストロゲン」です。これは美のホルモンとも呼ばれ、髪のツヤやハリを作る重要なホルモンです。

ホルモンの分泌量、分泌時期、分泌場所のバランスが崩れることで、髪にさまざまなトラブルや悩みが生じます。

特に女性の場合は、生理や妊娠・出産、更年期などで大きくホルモンバランスが乱れることがわかっています。
また、ダイエットやストレス、冷えや睡眠不足などでもホルモンは減少します。

出産後は女性ホルモンが減少し白髪などが増える原因になりますが、この場合は一時的なことが多いでしょう。

最も女性ホルモンが減少するのは、閉経する時期にさしかかる更年期前後になります。自律神経の乱れや、髪のエイジングサインが目立ってくるでしょう。
1つの毛穴から生える髪の毛の本数が減ったり毛穴が変形したりすることで、頭皮の厚みにも変化が表れます。

この変化によって、髪の弾力がなくなり、ボリュームダウンやうねりの原因になります。

うねり、ボリュームダウンの対処法

髪のエイジングサインの1つである「うねり」ですが、これ女性ホルモンの減少などから頭皮が老化し、毛穴が歪んでくることから生じるものです。

自分でできるうねりの予防や対処法には「頭皮ケア」があります。
毛穴がたるめば、皮脂や市販のシャンプーに含まれるシリコンなどの汚れが溜まっていきます。

毛穴に汚れが溜まれば、髪の毛の成長が邪魔されるだけでなく、さらにうねってしまう原因になります。
そうならないためにも、自分で頭皮の環境を良くする頭皮ケアを心がける必要があります。

頭皮ケアに有効なのが「ヘッドスパ」です。これはマッサージにより頭皮の血流を促すことで頭皮環境を良くする方法です。

自宅での効果的なヘッドスパのやり方は次の通りです。

シャンプー前にクレンジングをし、毛穴に詰まった汚れを浮かせます。
この時、指の腹を使い円を描くように下から上に向かって頭皮を優しくマッサージします。
引き上げる方向に力を入れることで、リフトアップ効果もあります。週1回を目安に行うことをおすすめします。

「ボリュームダウン」については、美容院でのカットの仕方でも対処できることがあります。
美容師さんに悩みを伝え、根本が立ち上がりボリュームが多く見えるようなカットをお願いすると良いでしょう。

ダメージヘア、白髪の対処方法

エイジングサインとして気づきやすいのは「白髪」ではないでしょうか。
白髪は平均的に30~50代で生え始めます。白髪の対処方法として最も有効なものは「美容院での白髪染め」でしょう。

1~3か月程度に1度の目安で染めると白髪が目立たない状態を維持できます。
まだ白髪の本数が少ないようであれば通常のヘアカラーでも目立ちにくくなることがあるので、美容師さんに相談してみてください。

また、硬くなった毛穴をほぐし、頭皮全体に栄養を行き渡らせる頭皮マッサージも効果があります。
お風呂に入っているときや、お風呂後の血行が良くなっているときにマッサージすると効果的です。

パサつきや切れ毛などのトラブルを抱える「ダメージヘア」は、紫外線が大きく関係しています。
紫外線は髪だけでなく、頭皮にも悪影響を及ぼし、毛根を傷つけます。パーマやカラーをしている髪は弱っている状態なので特に注意しましょう。

帽子をかぶったり日傘をさしたりすることをおすすめします。UV効果のあるヘアケア用品も多く販売されています。
スプレータイプの手軽なものもあるので、ぜひ使ってみてください。

どのエイジングサインもバランスの良い食事や規則正しい生活が大切です。
それらを心がけながら、エイジングサイン別に対処法を活用していきましょう。